帰還

<!一度書いたものはここのダイアリよりかはもう一つのダイアリ向けだと思ったので内容を書き換えました>

3/23から3/26までの四日間アレクサンドリアで行われた学会から帰着しました。国際会議に出席するのは久々だったので結構緊張しながら行きましたが、パピルス文書に関しては初心者である僕に対しても、多くの研究者・院生がフレンドリーな対応をしてくれました。
発表のテーマはもちろんアラビア語パピルス文書を中心とするものでしたが、コプト語パピルス文書、ギリシャパピルス文書、アラビア語碑文、アラビア語印鑑(seal)など多岐に渡り、発表言語も英語の他にフランス語が第二公用語的に使われ、その他エジプト人の発表者の中にはアラビア語で発表した人も何人かいました。
発表の合間やランチタイム、バスでの移動時間などには論文や本でしか見たことのなかった有名な研究者の何人かと直接話す機会もあり、自分のやっている研究のことなどについて若干話したりもしました。特に僕にとっては、初期イスラーム時代をアラビア語以外の同時代史料や、同時代のアラビア語碑文などから研究しているHoyland氏とコンタクトを取れたことは多分これからの研究活動のために大きかったのではないかと思います。
帰着して以後いろいろやらなければならないことがたまっているので、どうなるかわかりませんが、できれば学会参加報告みたいなものを書いて、どこかに出したいなとは思っています。