イラクで捕まって解放された考古学者の話

去年の12/19付けの記事で若干センチメンタルなことを書きましたが、たまたま機会があってドイツ在住の方に話を聞いたら、この件はかなりよくわからない話、議論が起こった話だそうです。どうもこの当人は大学などで職を持っている考古学者というわけではないらしく、イラクで何をやっていたかもはっきりとはわからないようです。解放された後もしばらくイラクに残っていたという話もあります。情報が制限されているのかもしれませんが、こういう状況なので、ドイツでも以前日本であったような「捕まった人の自己責任」みたいなバッシングも出ているようです。「偽装誘拐だ」とかいう話も出てきてるみたいですね。
正直情報が少ないのでよくわかりません。日本人で捕まった三人の内の一人の本は読んだことがありますが、「僕とは考え方が違う人で、確かにこの人ならあの状況でイラクに行きそうだな」と思わせるような書きぶりでした。まあ後付の可能性はなくはないんですけどね。
ただ、現代においてNGOなどの民間の力がなし得ること、実際に行っていることというのは決して小さくはないと思いますし、批判のためにはやはり相当の検証を経てからでなければいけないとは思います。まあ多分誰かはやっていると思うので、そのうちそれ関係の物を読んでみたいなと思っています。