風刺画問題に関するリンク、と関連して少し

小林恭子の英国メディア・ウオッチはこの問題に関して経緯や欧州での反応なども含めてかなり詳しく書いていますので、参考までに紹介しておきます。
で、その中で紹介されていた産経の記事の関連記事(同じく産経)なんですが、

フランスの漫画週刊紙は8日発売の紙面で、イスラム預言者ムハンマドの風刺漫画問題を特集した。イスラム教徒を挑発したと受け取れる内容の多数の漫画や見出しを掲げており、同教徒の反発が激化する恐れがある。
(中略)
風刺漫画を特集したのはシャルリー・エブド紙。同紙は一面で「原理主義者についていけないムハンマド」との見出しとともに、ムハンマドが顔を覆いながら「愚か者に愛されるのはつらい」と嘆く構図の新たな漫画を掲載。このほか問題の発端となったデンマーク紙の風刺漫画を転載するなど、全16ページのうち11ページで風刺漫画問題を取り上げた。

正直これはもともとデンマークで描かれた風刺画の何倍も良い風刺画だな、と絵は見てないけど思いました。別にその思想を褒めているわけではありませんが、風刺画としてのできは段違いです。見なくても絵が浮かびます。
でも僕がこのアイディアを思いついたなら、もうひとひねりして、「イエスムハンマドがお互い『愚か者に愛されるのはつらい』と愚痴をこぼし合っている」という構図にしたと思いますね。モーセや釈迦も加えてもいいでしょう。あまり色々詰め込むとインパクトが減りますけど。まあ後付だから言えることですけど、「風刺を行っている自分たちまでも風刺する」ような精神がほしいところです。