アジアチャンピオンズリーグ・アルカラーマ(シリア)対アルワフダ(UAE)

ワフダの方は4-4-2で、左の高い位置にいるイスマーイール・マタル(アテネオリンピックのアジア予選でもUAEの中心として活躍していた選手)とトップでいつも中央にいる背の高いなんとかビッチという選手が中心でしょうか。カラーマの方はよくわかりません。システムは3-5-2かな。前半早々にかなり遠い位置からのマタルのミドルシュートをカラーマのキーパーが押さえることができず、ワフダが先制。そこまで流れはワフダだったんですが、そこからカラーマが徐々に巻き返し、対等に。前半終了間近にカラーマが立て続けに決定機を逃すも、終了直前にハマウィーがペナルティエリアのちょい外から左足でファーサイドのネットに突き刺し同点に。
後半に入っても同じような展開で、ワフダの方はどうも電柱が機能しておらず、なかなか決定的なチャンスを作れません。テクニック的にはワフダの方が上のように見えるんですが、お互い当たりが強く、ファールも多く、悪質なので、あまりその差が生きてきません。カラーマの方はボール奪取からパス一本で裏に抜ける攻撃を狙っていて、たまにそういう場面も作れますが、枠内シュートは少なかったと思います。
で、一進一退の攻防を繰り返しているうちに、右サイドからの放り込みからヘッドで流したボールを、トゥルクマーニーがゴール前で受け、うまく回転して流し込み、カラーマが逆転に成功しました。
それからはワフダが攻めようとしますが、一方的に攻めることができたわけでもなく、カラーマの容赦ない時間稼ぎも功を奏したか、追い付けずに試合終了。
どっちもそれほど好チームだとは思いませんでしたが、ホームだったにせよシリアのチームが勝ったことには若干驚きました。中東はクラブにせよナショナルチームにせよ、結構実力が拮抗してきているのかな、とも思います。