ローマ法王「反感招き遺憾」 イスラム聖戦批判で釈明(asahi.com)

続報。

ローマ法王ベネディクト16世が訪問中の母国ドイツでイスラム教の聖戦(ジハード)について批判的な発言をしたとされる問題で、バチカン国務省ベルトーネ長官は16日、「法王は発言の一部がイスラム教徒の間に反感を招いたことを極めて遺憾に思っている」とする声明文を発表した。法王発言をめぐっては世界のイスラム諸国から謝罪を求める声が高まっており、異例の声明で釈明することで事態の収拾を図ったとみられる。
(中略)
バチカンの声明文は、問題となった発言が「法王の意図するところとまったく違った解釈をされてしまった」と説明。問題の発端となった講義で、法王が預言者ムハンマドについて述べた内容に関して「法王自身でなく、ビザンチン皇帝の言葉」で、「宗教的な動機による暴力を完全に否定するために使った」などと釈明した。

一応前のエントリでも留保を付けておいたんですが、やはり若干誤解がある報道のされ方だったようです。
まあしかしああいう引用を不用意にしてしまった時点で既にアウトでしょうね。状況がどうあれ、法皇という立場に就いた以上は否応なく影響力が生じてしまいますし。
でも報道は意図的な煽りなんじゃないかと疑ってしまう自分がいることも否定しきれないんですが。