エジプトで原発計画再開

エジプトが約20年ぶりに原子力開発計画の再開へAFPBB News

【10月29日 AFP】エジプトのホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領は28日、複数の原子力発電所を建設する計画があることを発表し、数日内にも核平和利用のための高等機関の設立を命じることを明らかにした。中東通信(MENA)が報じた。

そういう話はぽつぽつと出てたんですが、本格的に始まるとは思ってませんでした。

エジプトは1970年代に原子力開発計画を開始したが、1986年にチェルノブイリ(Chernobyl)原発事故を受けて中止しており、約20年ぶりの再開となる。ムバラク政権は2006年に開発再開の方針を表明していた。

賢明な判断だったと思うのですが、電力不足はまだまだ深刻そうなので、国際情勢に便乗して踏み切ったということでしょうか。
一方、
エジプトが原発正式表明 米容認、イランと違い鮮明東京新聞

【カイロ30日共同】エジプトのムバラク大統領は29日、同国内で複数の原子力発電所を建設する計画を正式に表明した。米政府は親米国であるエジプトによる平和的核開発を容認する姿勢を示し、反米国家イランなどの核開発への対応との違いが鮮明になった。
核開発を続けるイスラムシーア派国家イランの影響力拡大を脅威ととらえるスンニ派アラブ諸国は、エジプトのほかにもヨルダン、アルジェリアペルシャ湾岸諸国などが他国の協力を受けた平和的核開発に意欲を示しており、中東に原発開発の波が押し寄せている。

ということでアメリカもゴーサインを出しているようなのですが、中東に原発ができまくるのはちょっとした恐怖です。まあ日本にもたくさんあるのでそんなに人のことは言えないのですが、こちらのいろんな管理体制を見てると本気で心配になります。