エルトゥールル号事件余話

オスマントルコ皇帝の勲章見つかる 軍艦遭難事故救出asahi.com
118年前に和歌山県串本町沖で遭難・沈没し、600人近い犠牲者を出したトルコの軍艦「エルトゥールル号」(エ号)遭難事故。その生存者を日本が母国に送り届けた功績をたたえ、当時のオスマン・トルコ皇帝から海軍士官に贈られた勲章やメダルが、東京都内の士官の親族宅に保管されていることがわかった。親族は今月から同町で始まるエ号の調査に合わせて、これらを町に寄付する意向だ。
保管されていることがわかったのは、当時のオスマン・トルコ皇帝アブデュル・ハミト2世が岸榮太郎・海軍大尉(のちに大佐、1925年没)に贈った「勲四等メヂヂヤ勲章」と「イムチェール銀章」。岸氏のおいで東京都武蔵野市に住む眞田茂夫さん(80)が保管していた。
旧海軍の記録などによると、日本政府は1890年9月の遭難事故直後、生存者69人をトルコに送り届けるために海軍の軍艦「金剛」と「比叡」をトルコに派遣することを決めた。2隻は同年10月に日本をたち、翌91年1月にイスタンブールに到着した。岸氏は比叡に乗り組んでいた士官の一人で、勲章などは、士官らが皇帝に謁見(えっけん)した際に贈られたものだという。

ちょっと気になったのは、どのレベルで「東京都内の士官の親族宅に保管されていることがわかった」ということ。マスコミが気付いたということなのか、研究者も誰一人知らなかったということなのか、それともある程度知られていたけどこれを機に紙面に出したということなのか。