イランで石打ち刑執行 姦通罪の男性に(MSN産経ニュース)

イラン司法府のジャムシディ報道官は5日、北部ラシュトで姦通(かんつう)罪に問われた男性1人に対し、石打ちによる死刑が3月中旬までに執行されたことを確認した。ロイター通信などが伝えた。一部のイランメディアは男性が30歳の公務員で、刑務所内で執行されたと報じている。
石打ち刑はイスラム法(シャリア)が根拠で、死刑囚が男性の場合、下半身を土に埋めて身動きができないようにし、死亡するまで石を投げる刑罰とされ、強い国際的批判を受けている。(共同)

少し前のニュースですが。
この姦通に対する石打ちの刑というのは、現行のクルアーンには書かれていないけれども、ハディースの中にもともとクルアーン採録されるべき啓示の一部であったとして言及されるもので、クルアーンの編纂に関しても結構重要な論点の一つだったりします。
このあたりの男女間の問題についてはイスラームはかなり厳しいのですが、一方で離婚についてはまったく問題ないものとして扱われていまして、この辺のバランスの取り方がヨーロッパや中国、日本などとは結構違っていて興味深いところではあります。