古墓関連逸話試訳1

熊博は、もとは建安の渡し場の役人だった。岸が崩れて一つの古い墓が見つかった。藤蔓が棺にからみついていた。そばには石があり、そこには以下のように刻まれていた。
「陥ちそうで陥ちないのは藤に縛られているから
 落ちそうで落ちないのは砂に止められているから
 五百年後、熊博に遇う」
熊博が平光寺に使いを送ると、僧はお金を募り、これを葬った。熊博は後に建州刺史にまで出世した。
(宋・徐鉉『稽神録』巻一「熊博」)

あまり調べず適当訳。詩の部分はかなり怪しい。原文は「欲陷不陷被藤縛、欲落不落被沙閣、五百年後遇熊博」。「被沙閣」はなんだろうなあ。
いろいろ教えていただけると助かります。

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<追記:コメントいただいて問題の部分を修正しました。>