憲法改正

日本ではあまり話題になってないようなのでご紹介。
エジプトで憲法修正問う国民投票…政府権限強化狙うYOMIURI ONLINE

【カイロ=長谷川由紀】エジプトで26日、ムバラク政権のテロ対策権限強化や、宗教政党の禁止などを盛り込んだ憲法修正案の賛否を問う国民投票が行われた。
結果は27日に発表される予定だが、同案を「民主化を後退させる内容」と反発する野党勢力などはボイコットを呼びかけており、賛成多数で承認される見通し。
修正は34項目にわたり、今月19日に人民議会(国会)で可決された。テロ対策では、司法当局に盗聴などを認めているほか、容疑者を通常法廷ではなく、軍事法廷に起訴する権限を大統領に与えるなど、政府の権限を大幅に強化している。
また、宗教組織を母体とする政党を禁止。現行の政党法は既に宗教政党を禁じているが、憲法で規定することで、最近の選挙などで伸長著しい同国最大のイスラム組織「ムスリム同胞団」の勢いを絶つ狙いがあるとみられる。

独裁強化のための憲法改正という見方が一般的です。
しかしBBCの記事などを見ると投票率はむちゃくちゃ低いようです(政府の「公式」発表で23-27%。民間団体の非公式の推計では5%以下。)。というか僕の知り合いは誰も投票なんか行ってません。投票に意味があると思ってる人はほとんどいません。公務員の人なんかはかりだされて投票しなければならなかったという話ですが。いわゆる一つの末期症状でしょうか。日本は憲法改正国民投票やることになったら投票率はどれくらいになるんでしょうねえ。
あと、上に出てない改正趣旨としては、大統領の選出基準を息子のガマール君にぴったりなものに変えるというのがあるそうです(人から聞いただけでちゃんと確かめてませんが)。この国はどこへ行くやら。あまり変なことにならないと良いんですけれど。