牧野雅彦『マックス・ウェーバー入門』(平凡社新書360、2006)

現代の人文学、あるいは社会科学の基礎となるような欧米の古典的著作についての教養があまりにも欠けていることに気づいたので、いまさらながら知識を補充中。
この本はマックス・ウェーバーの著作をその時代の研究状況と対応させて読み解こうというもの。ウェーバーの個々の分析自体がかなり古びて見えるのはさすがに致し方ないか。価値判断と事実認識の徹底的な区別というのは、当然ではあるがやはり今でも重要なテーゼ。