またエジプトにいます

2/1から約半年ぶりにエジプトに来ましたが、来た当日にポートサイードのサッカースタジアムで多数の死亡者が出る衝突事件が起こるという疫病神ぶりを発揮しております。もう自分はエジプト来ない方がいいんじゃないかと思うほど。
まあそれはともかくいろいろ現在の状況に思うところはあるものの、一番感じるのはテレビや新聞、ネットで流されているエジプトの状況と、自分が今実際にいる感覚との乖離でしょうか。メディアで伝えられるエジプトは確かにそこにあって、今日も何人かの死者が出ています。しかしその一方で僕は朝にブックフェアに行き、昼には後輩とお茶を飲み、夜には久しぶりに再会した人とご飯を食べて、12時を回ってから帰ってきました。これもまた確かに今のエジプトに起こったことです。
去年の革命の時には次々と予期しない方向に事態が発展してゆくことについていけず、パニック的な状態に陥った感がありますが、現在の状況は「今のところ」ある限定された範囲を逸脱するものではなく、自分の生命に危険が及ぶような事態に至るような感覚はありません。その一方でエジプトの治安自体はここ最近でぐぐっと悪い方向に向かっているらしく、その点については予断を許さないわけですけれども。
2009年のイランでの騒動の時には僕もネットの情報とともに狂ったように踊ったわけですが、Twitteryoutubeで送られてくる情報を一体どう咀嚼してゆけばいいのかという点については、まだまだいろいろ考えなければならないことが多いと感じています。