2009-07-03から1日間の記事一覧

ロイ・ポーター著、見市雅俊訳『啓蒙主義』(岩波書店、ヨーロッパ史入門、2004)

原著は2001年。"Enlightment"(=啓蒙)と呼ばれる営為を担ったPhilosophesと自称する人々についての研究を整理し、紹介したもの。 第七章における「運動か、それとも心性か」という問いの立て方には考えさせられた。筆者が最近考えている初期イスラーム時代…

ウィリアム・ドイル著、福井憲彦訳『アンシャン・レジーム』(岩波書店、ヨーロッパ史入門、2004)

原著は2001年。フランス革命の前段階に存在したとされる「旧体制」がいかなるものであったか、いかなるものとして考えられてきたか、ということに関する研究をまとめてわかりやすく整理したもの。 同じ対象が、それぞれの時代背景、思想背景、研究視角などに…