参照可能性の増大

今現在あらゆる資料のデジタルアーカイヴ化が進んでいて、文字の発明とか紙の普及とか印刷術の普及とかに近いインパクトがあると思うのだが、学問(とりわけ人文系の)にとって参照可能性の増大がどんな影響を持つかについての研究があれば読んでおきたい。
一昔前まではその人が「ある資料を参照できる」ということが学問的に重要な意味を持っていたし、中世には権力にさえなっていたと思うのだが、これがウェブにさえつなげば大半の資料が参照可能になったときに、どういう変化が起きるのかに興味がある。
また、人間の参照能力には限界があるが、研究用検索エンジンを進化させることで折り合いはつくだろうか。