2006-09-15から1日間の記事一覧

ターハー・フセイン著、池田修訳『不幸の樹』(河出書房新社、1978、ISBN:4309601812)

読了。なんというか、いわゆる「中世的エジプト」から「近代的エジプト」に移ってゆく過程とそこに生じる様々な問題を、あるひとつの家族を中心に描いた作品、でしょうか。まあそれだけではないんですけども。 どうもまったく登場人物に共感できませんでした…

塙治夫訳『ナギーブ・マフフーズ短編集』(近代文芸社、2004、ISBN:477337190)

死去の報を聞いた後、たまたま借りることができたので読んでみました。正直それほどたいして感銘は受けなかったというのが正直なところです。まあでも「頂上の人々」は結構読ませる作品でした。わりと納得できる作品というか。

イスラムは「邪悪」と発言 ローマ法王発言に怒り広がる(asahi.com)

ローマ法王は12日、訪問先の母国ドイツの大学で行った講義で、東ローマ帝国皇帝によるイスラム批判に触れ、「(イスラム教開祖の)預言者ムハンマドが新たにもたらしたものを見せてほしい。それは邪悪と残酷だけだ」などと指摘。その上で、イスラムの教え…