2008-08-05から1日間の記事一覧
これは面白い本でした。そもそも貨幣について考えるに際してまず自らに関わる「大学や研究者と貨幣」というところから説き起こす点が誠実な感じを醸し出して好感が持てる。 話は多岐にわたるものの、筋としてはだいたい納得できる。ただし、仕方のないことで…
著者がレヴィ=ストロースのことが大好きだということがよくわかる本。そして僕が「構造主義」というものにこれまでかなりの不信感を抱いていた原因は多分レヴィ=ストロースなんだろうなあ、ということがなんとなくわかったような、わからないような。少な…
個人的には世界をよくする気はさらさらないが、「現代思想」の見取り図として購入。特に巻末のブックガイドは、人物ごとに「入門本」「原典」「さらに深める研究」という風に挙げられていて極めて重宝する。 でも現代思想というようなものを考えていた人たち…