小田亮『レヴィ=ストロース入門』(ちくま新書265、2000年)

著者がレヴィ=ストロースのことが大好きだということがよくわかる本。そして僕が「構造主義」というものにこれまでかなりの不信感を抱いていた原因は多分レヴィ=ストロースなんだろうなあ、ということがなんとなくわかったような、わからないような。少なくとも神話学的なアプローチ、というのはフロイトユングなみに僕の中ではうさんくさい学問という位置づけがなされています。