東大作『内戦と和平:現代戦争をどう終わらせるか』(中公新書2576、2020)

kindleで読了。主に国連の立場からの和平構築について著者の調査体験をベースに書かれたもの(著者は元NHKで、その後海外で博士号を取得している)。
紛争当事者の言葉などに興味深いところはあったが、国連の役割に投げかけられている疑問に十分答えられているとは言えないのでは、という印象。しかしまあ現代の紛争の構図を理解するには良い一冊かと。